三ヶ月ほど前に住宅ローンを組み始めて、およそ15年ローンにて返済していく予定となっています。頭金を入れた結果としてここまで返済期間を短縮する事が出来て、仕事も自営業ながら順風満帆ではあるのですが、ちょっとだけ不安もあります。
私は今現在32歳でまだまだ体の心配をする年齢では無いとは思っているのですが、28歳の時に同年代の友人が急病にて亡くなったのをきっかけに、人間はいつ死ぬか分からない…と常日頃から覚悟するようになってしまいました。それ自体は事実で必要な事かもしれませんが、その分心配事が増えました。特に、妻子を残して住宅ローンも残ったまま私が死んだ場合…なんて考えると眠れなくなる事もあります。
そこでお聞きしておきたいのですが、住宅ローンを残して支払人である私が死亡した場合、住宅ローンを払わずに済む方法というのはありますでしょうか?妻にも子供にも出来るだけ負債というのは背負わせたくないので払い終えるまではしっかりと生きていたいですが、どうなるか分からないのは先刻もお話した通りです。かといって家を手放す事になれば妻子を路頭に迷わせてしまう事になりますので、あくまでも家を残しつつ支払いをチャラにするようなのが望ましいです。
我が儘かもしれませんが、やっぱり愛する妻子には幸せになってもらいたいので是非教えて下さい!
保険に入っているなら心配は無用でしょう
残された人を思ってこんな事を聞くなんて、キミはとっても家族想いなんだね。独り身のボクからすると眩しいくらいの自己犠牲には頭が下がるよ。一応独り身でも家を買った自分の身から考えても、やっぱり持ち家なら家族がいる方が価値があるっていうのを質問からしみじみ感じさせてもらったよ。
でも、多分キミになにかあった時の住宅ローンの支払いっていうのは、心配要らないんじゃないかな?住宅ローンを組む場合は大抵の人はある保険に加入する事になっているはずだけど、それについては聞いていないのかい?もしも聞き覚えが無いというのなら、一度確認しておくべきだろう。
住宅ローンを組む場合に入る死亡保険があるんだけど、これは『支払人が死亡した場合、保険にて住宅ローンを完済する』という要領のものだと思って間違いないよ。つまりはキミに万が一の事があって死亡した場合、住宅ローンというのはその時点で完済扱いになって、おそらくは家を相続する事になる妻の物となるだろう。つまり、安心して妻子のみんなは家で暮らしていけるってわけさ。
だからこの保険があるかどうかの確認、そしてどのような条件にて支給されるかを聞いておく事だね。そうすれば安心して生活していけるだろうから、完済するまではしっかりと長生きしてくれる事をボクも祈っているよ。
本人死亡した場合の住宅ローンの返済はどうなるのか
買い物にも多くの種類がありますが、特に住宅は一生でも一番高い買い物となっています。支払の総額はその住宅の規模によっても違いがありますが、総額は数千万円となることも多く、一括で支払うのはかなり大変と言えます。一括で返済が難しい場合は住宅ローンを組み、少しずつ返済していくこととなります。
住宅ローンの場合はかなり高額なローンとなりますので、30年以上など長期に支払っていくことも少なくありません。そして、その間は順調に返済していきたいところですが、長い年月の間にはどんなことが起こるかわかりません。仕事が変わるなどで収入に変化が起きる場合もありますし、病気などで長期に休業するなどの場合も考えられます。
そして、長い年月の間には病気や事故などで本人死亡してしまう場合もあり、こうなった場合はその返済はどうすれば良いのかということとなります。残債が多い場合などはその支払が心配となりますが、でも、そういった場合のための保険も存在します。住宅ローンを組む場合は、団体信用生命保険に加入することが通常となっていますので、この仕組みについて理解しておきましょう。
団体信用生命保険は住宅ローンの契約時に一緒に加入する保険となっており、ローンを組んで入る方がもしも死亡した場合や高度障害状態になってしまった場合にその保険金で残りのローンを支払っていくための生命保険です。そして住宅ローンを組むときにはほとんどの金融機関で団体信用生命保険に加入することが義務付けられています。
団体信用生命保険はローンを組んでいる本人が亡くなった場合や所定の高度障害状態になったときに支払われる保険ですので病気や怪我などで長期に働けなくなった場合などには適用されないものとなっていますので、そのことは理解しておきたいものです。それゆえに、長期のケガや病気になった場合のローンの支払は通常通りに行なわなくてはいけませんので、もしもこうした場合になってしまった場合の対策も考えておきたいものです。